2018/10/15

中高一貫校の保護者向け進学ガイダンスに行ってきました。

今回は珍しく(?)、外部の先生が担当されるということで、参加してきました。

2020年から国公立大学の入試制度が変わることもあり、保護者の方々の関心も高く、盛況

でした。

うちの子も中2の後半になっており、ちょうど新制度に当たります。

近い将来の仕事環境の変化、現実の就職事情、新「大学の入試制度」、このあたりが説明

の大きな柱。


私も聞いておきたかった分野なので、簡単にまとめておきます。

・ロボット&AIの進化。


仕事環境は常に変化しているものです。

近年では、IT化は当たり前、今後はロボット&AI化!ということで、無人物流倉庫や野菜

工場、自動運転バス、AIによる画像診断etcが紹介されました。

大変だ!?というわけです。

で、今後20~30年で大きく変化するであろう仕事として・・。

ロボット&AI化によってなくなる可能性の高い仕事と存在する可能性の高い仕事。


あくまで可能性の話ですが、一般事務や会計士、測量士など知識が必要であっても、AIで

代用できるであろう仕事はなくなりそう・・。

一方、医師や教員、カウンセラーなど対人関係の仕事は今後も存在するであろうというこ

と。

現在の所謂「ホワイトカラー」は、大部分がロボットやAIに置き換わることができるよう

です。

そのかわり、今存在しない仕事がたくさん生まれる・・。

そのような中にあって、子供たちは「将来の職業を早く決めること」や「資格を取るこ

と」より「自身を高める」こと「高められる大学・学部を選ぶ」ことが重要とのこと。

資格を取っても無駄になる可能性が高いということでしょうか・・。

何か「ビジョン」というよりむしろ漠然としてきました。

・現実の就職事情。


企業が採用ターゲットとしている大学グループとは。


現在は人出不足で、大卒就職率はほぼ100%。

ただ、大企業に限れば、採用のターゲットはやっぱり偏差値の高い大学

この資料を見ると、有名私大より地方国公立の方が良さそう・・。

※早慶上智は3校のみでのグラフ作成のため低いとの事。現実は旧帝大クラス。

国公立大学が評価される理由は、

「総合力の高さ」

「無試験入学者がない」

ということ。

これは良く言われることですが、苦手科目を作らないのも大事ですが、苦手があっても

しっかりと向き合って入試から逃げないということが大事かと思います。

うちの子が中学受験の際、私立の有名大付属を選択しなかった理由はコレです。

かなり誘惑にも駆られました。

しかし、それは、

親=私自身が将来の入試の厳しさから逃げていないか?

・新しい大学入試


今回、1番聞いておきたかったこと。

公表分もまだはっきりしませんが、骨子は掴めました。

大学入試センター試験に変わる新共通テストでの変更点「英語」


現行の「大学入試センター試験」にかわる共通テストは、「国語」「数学」に記述式問題

が出題され、選択式問題も正解が1つではない問題もあるようです。

「英語」に大きな変更があり、

配点が、リーディングとリスニングで1:1と均等になります。

さらに、文法、アクセント、発音がなくなる(!)とのこと。

ということは、実際の問題はリーディングとリスニングのみとなる模様。

リスニングは中学校までは比較的簡単ですが、高校に入ると聞き取るのは難しくなりま

す・・。

この点は早めの対策が必要かと。

注目された「民間検定」の取り扱いですが、現段階ではそれほど大きな評価の差にはなら

ないようです。

英検で言えば2級レベル(高卒レベル)を取得しておけば、大きな差をつけられることはなさ

そうです。

理由は、「公正さ」の担保に欠けるとの事。

確かに「共通テスト」と「個別試験」で学生の実力はわかりますからね。


全般の流れとして国公立大学志望向けのお話のようでした。

保護者としては、入試から

「逃げない(逃げさせない)」

ことが、子供の成長につながり、さらに社会から評価されることにもつながるとのこと。

大学で子供の学歴が決まります。

進路についてはしっかり子供とコミュニケーションを取らないといけないですね。

親=私=家族も「逃げない」。

うちは、悲壮感を持たず、「逃げない」に「楽しむ」を加えたいと思います。

・・以上、「中高一貫校の保護者向け進学ガイダンスに行ってきました。」という話題でした。