2018/08/22

中学受験 「志望校を決める。」その4 中学校のカリキュラムを見る。

・遅くとも中学2年には中学の履修範囲を終えるカリキュラムであること。



中高一貫校に入る大きな利点は、「高校入試がない」ことです。

私は公立高校→大学受験を経験していますが、公立高校のカリキュラムは、

(大学受験を想定したコースであっても)まったく大学受験に対応していません。

受験を希望していた「確率・統計」や「日本史」は、3年次でした・・。

間に合うはずがありません。

結局、独学で対応しました。

結局浪人も経験しています。私の周りの連中も、受験組はほぼ同じ状況でした。

今でも公立の進学校は大量の浪人生を輩出しています(あれから20年以上経つのに!)。

原因はいろいろとあります。

原因の1つは大学受験を予定するのであれば、高校1年から準備に入る必要があるのです

が、多くの学生は大きなプレッシャーの中で高校受験を経験し、直後に大学受験の準備に

入れないからではないかと思います。

一部の「できる学生」はそれでも対応可能なのでしょう。

社会人としてのキャリアに決定的に影響のあるのは大学受験であり、それを現役でと考え

るのあれば、その3年前に高校受験をすることはあまりに非効率だと思っています。

先取りで履修した方が有利であることは確かです。

それを実践して、可能にしている中高一貫校(国公立、私立を問わず)であることが条件で

した。

勿論、カリキュラムがすすんでも生徒が未消化では意味がありませんが、中学受験の教材

を見ると、各教科とも中学での学習内容がかなり入っていますので、2年で消化は可能だと

思います。

現在、息子は中2の夏を過ぎようとしていますが、数学は1学期の途中から中3の学習内容

に入っています。成績を見る限り、なんとかついて行けています。

英語、数学は高校でもかなり量があり、高度にもなりますので3年かけて、高校2年には終

わってくれればと・・。

大学進学は国公立大の受験でと伝えていますが、後は本人の意思次第なので、どうなるか

はわかりません。

以上、中学校のカリキュラムを見る。・・という話題でした。