2018/08/16

中学受験「その問題はやらなくていいよ。」



中学を受験する以上、すこしでもいい学校=難易度の高い学校に行ってもらいたいと思い

ます。(私もそうでした。)

だからと言って、結果から逆算し、子供に難しい問題ばかりやらせても、偏差値は上昇し

ません。

本筋は子供の学力を向上させることにあります

現在の子供の学力を正確に把握し、今の状態に適した内容から、進める必要があります。


親御さん方の中には、「こんな簡単な問題集をやっても意味がない」「NやSの模試しか意

味がない」「難関校に合格した人と同じ学習方法が良い」などと強弁される方が多いです

が、受験を親として経験した今となっては、それこそ無意味な議論でしかありません。

NやSの模試こそ大多数の受験生には難しすぎ、むしろ受験生をあせらせるための問題とす

ら思います。

入試問題をみればわかりますが、超難問は極一部の学校のさらに一部にしか出題されてい

ません。

大多数の受験生は、その問題を解くために、時間と労力を使う必要はありません。

難関校であっても合格するために、満点を取る必要はないのです。

特に算数や理科の物理などは、基礎の積み上げが必要です。

取れる問題を確実に取る努力をした方がよっぽど有意義です。

模試の問題には今でも不満がありますが、復習時には、取っておかなければいけない問題

のみを丁寧に復習させました。

「その問題はやらなくていいよ」と言うと、子供も安心してうれしそうにしてくれたもの

です。

以上、中学受験「その問題はやらなくていいよ。」・・という話題でした。