2018/09/03

中学受験 「子供の立場に立ってみる。」

子供が中学受験を控え、6年生の9月頃ともなると、親御さんも神経がピリピリとしてきま

す。

子供の勉強を見れば見るほど、欠点が気になり、心配になります。

挙句の果てには、語気を強め、

どうしてこれがわからないの!?




こんなのできないなら受験なんかやめなさい!

となるようです。

模試会場でそのような光景を見たこともあります。

勉強のできた、あるいはさせられた親御さんのご家庭で良く見られるようです。

親御さんは、ただ心配なだけで、罵るつもりはないと思いますが、

大半の子は期待に答えようと一生懸命頑張っています。

「もうダメ・・」

とうなだれている女の子を見たこともあります。

私たち親も、冷静になって、

「塾の先生や親が子供にわかるように教えることができているのか?」

「そもそも中学を受験させようと誘導したのは、親ではないか?」

と振り返る必要があると思います。

親の身勝手な暴言は、子供を傷つけ、追い詰めるだけで、指導になっていません。応援で

もありません。

うちも、例外でなく、子供が受験生の頃は、そのような言葉を発しそうになったこともあ

ります。

今もこの先も、同じような感情になることはあると思います。

しかし、子供の「わからない」は、子供の努力不足が原因とは限りません。

書店にいけば、わかりにくい説明をする参考書、テキスト、問題集は山のようにありま

す。

ということは学校や塾の先生も同様かと推し量れます。

教える「プロ」ではない親はなおさらです。

これも、勉強ができた先生や親御さんに多いようですが、解答を見て、知ってる立場から

説明をしてしまいます。

「わからない」子供には、なかなか理解できません。押し付けているだけです。

「わかる」ためには、子供と一緒に問題を解く姿を見せることが必要だと思います。

と言っても、魔法のように自慢げに解くのではなく、

解答の記述に至る「当たり前」の事をきちんと説明してあげるといいと思います。

わかる人の「当たり前」は、わからない子供の「当たり前」ではないのです。

学術の教育だけでなく、教育とは、本来、もっと手が掛かるものだと思います。

多くの塾は、手が掛かる事を勝手な理由から放棄して、

問題を解答から説明し、宿題を大量に出し、それをまともにフォローもせず、

難しいテストばかり課し、機械で偏差値を出すだけで、それの復習授業などのフォローも

しません。

「家でやっておきなさい。」

「家で復習しておきなさい。」

指示(先生)は数秒。

やる(子供)のは数時間。

またすぐに塾の授業が始まる・・。

これが教育と言えるでしょうか?

子供は、朝早くから学校に行き、授業があり、学校行事もあり、宿題もあります。

ずっと家にいる訳ではありません。

できるわけがないのです。

少なくとも、子供を叱責する理由はありません。

子供の現状を知る親も、なぜか妄信してしまっています。

「やらなければ合格できない・・」

しかし、こんな「押し付け」は、誰でも、簡単にできることです。

子供はパンク寸前・・。

それでもついて来れる子は、上位の一握りの数%の子であり、おそらくそのような指導?

がなくても、合格できる子ではないでしょうか。

塾が、暗にそういう子だけを対象にしているのなら、

私は親として、それ以外の子は無理に通塾させる必要はないと思います。

子供がわからないような下手は説明や授業をしておいて、

「どうしてわからないの!」

はありません。

努力している子は、「説明が下手だから」とは言いません。

それどころか、「自分は頭が悪いのではないか?」

と、逃げ場を失くし、問題を解こうとする意欲すら失いかねません

勿論、大半の子は「頭が悪い」のではありません。

指導している親や塾、学校の先生は、

実際に問題を解く子供の立場から、「わかりやすく」「丁寧に」教える努力をする責任が

あります。

私自身への戒めの意味も込めて、記載してさせていただきます。

以上、中学受験 「子供の立場に立ってみる。」という話題でした。